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第1回 震災を考える日の取組み(2011/06/02) 防火?防災総合訓練

2011年06月02日掲載

法  人

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平成23年6月2日(木)に杉本キャンパスでは、第1回「震災を考える日」の取り組みとして、全教職員および学生、また学術情報総合センターに来られた市民の方の協力を得て約4,000人が参加した、これまでで最大規模の「防火?防災総合訓練」を実施しました。

「16:10に震度6強の直下型地震が発生し、各地区1ヵ所で火災が発生した。」との想定で、各部局等で組織する自衛消防隊地区隊を中心に、消火、避難誘導、安否確認、傷病者搬送の訓練を行うとともに、法人運営本部で組織する本部隊では、各部局からの被害状況の収集、消防署への通報、施設点検の訓練などを行いました。
また、保健管理センターでは、今年度からの試みとして、各地区から担架で搬送されてきた傷病者の状況を確認し、トリアージタッグを使用して速やかに治療優先の振り分けを行う訓練を行いました。

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総合訓練の後、役員をはじめ各地区隊長や本部隊各班長などが参加する訓練報告会を学術情報総合センター1階の文化交流室(自衛消防隊本部)で行いました。
冒頭に、自衛消防隊の統括管理者である柏木副理事長から「訓練を完璧にできることはないので、何か1つでも学んでいただくことが重要である。また、今年度から新入生に避難方法を習得させるため、できるだけ早い時期に実施した。」とあいさつがあり、各地区隊長、本部隊班長から「昨年度よりも速やかに避難させることができた。サポートセンター発足後の体制を再検討する必要がある。避難場所が建物から近すぎた。」といった意見をはじめ、気づいたことや問題点等について様々な報告がありました。

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住吉消防署副署長からは、「訓練に多くの方が熱心に参加されており、消防署としても非常に心強く感じた。防災対策としては、阪神大震災の時、大阪市内で損壊がない家屋で家具の下敷きによる死亡があったことからも、まずは家具等の固定である。また、2001年のアメリカで起こったWTCビル事件の際、あるテナントが2,500人中ほとんど全員避難し無事であったように、日頃からの訓練に尽きる。」との講評がありました。

また、住吉区長からは、「防災をはじめ市立大学と住吉区、地域との連携を進めてまいりたい。住吉区から市立大学には情報の提供や、備蓄?救援物資の配分、さらには、下宿生の方が地域のネットワークの中で救われるよう取り組んでいきたい。一方、住吉区から市立大学に期待したいのは、地域で働いていただけるような学生ボランティアなどの人的資源や、現在指定している収容避難所の収容人員を超えるような災害が発生した場合の収容、また、防災の研究成果の市民への還元やアドバイスなどをお願いしたい。」と話がありました。

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最後に、管理権原者である西澤理事長から、「学生の安全を確保することは、教職員の使命であり、日頃から心がけ、訓練を実施することは重要である。各地区隊長や本部隊班長から報告された点について、改善が必要なものは計画などに反映するよう検討していきたい。今後も、より一層、本学の防火?防災対策を推進してまいりたい。」との総括で終了しました。

皆様からいただいたご意見を参考にしながら、今後も、学生や教職員の安全が確保できるよう、防火?防災訓練の充実に努めてまいります。